メリークリスマス

 社交辞令はともかく。サンタは本当に存在するのであろうか。人生を省みて、サタンの存在は信じられるが、サンタの存在を信じられるかは相当に疑わしい。

 仮にサンタがいるとして煙突のない日本ではさぞかし苦労しているだろうと思う。建築基準法ですべての住宅に煙突の設置も義務づけてやっていいのではないだろうか。といっても姉歯を取り締まれないぐらいなので、このあたりの対策は期待できそうにもない。

 しかたがない。サンタはピッキングの達人になってもらうより他はなさそうである。幸い、サンタの活動区域からラブホテルを除外すればサンタが来てもらって困るところはなくなるはずである。ラブホテルで一夜を過ごした男女に送られるプレゼントは必ずしも喜ばれるものではないのが悲しい現実である。

 そんなことよりも、誰かが誰かのサンタになればいいんじゃないかな。いいこと言ったと思ったが、たぶんどこかで読んだ文言をさも自分が考えついたように言うのはいけないことだ。